【粉チーズと転校生】
11月26日(水)
【粉チーズと転校生】
帰宅したらシチューを作って待ってくれている人がいるなんて、CMの世界だけで起こりうることかと思っていたが、我が家にもそんな愛が訪れた。
ドアを開けたらバターのにおいがした。おべんべんがシチューを作ってくれていたのだ。
しかしこれはシチューの話ではなく、そのときおべんべんが買った粉チーズの話である。シチューはすごく美味しかった。
私は粉チーズが家にあると、おべんべんにやたらと勧めたくなるのだ。
以前、私がチーズピカタを作ったときにも粉チーズを買ったのだが、そのときもそれが消費されるまで、おべんべんの食べるもの食べるものに、粉チーズかけてみたら?と勧め続けていた。
今回もあのときと同様、おべんべんに粉チーズを勧め続けている。
これは、転校生への興味に似ている気がする。
教室に新しい仲間がやって来て興味津々なのだが、自分では話し掛けず、自分の身近な者に話し掛けさせる。
これを粉チーズ版で言い換えてみよう。
食卓に新しい仲間がやって来て興味津々なのだが、自分では振りかけず、自分の身近な者に振りかけさせる。
完璧に言い換えられた。
間違いない、私が粉チーズをおべんべんにかけさせたがるのは、転校生への興味に似ている現象なのだ。