武井怜のこの世は遊び場

歌人、随筆家の武井怜のブログです

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【今年のクリスマス】

11月28日(金)


【今年のクリスマス】
クリスマスは好きだが、毎年少なくとも三分間は七面鳥の立場になってしまう。

人間が笑う分、七面鳥は・・・。

そしてお金がないからと、七面鳥の代わりに妥協で買われるファミチキの鶏は・・・。

やりきれない。
しかし矛盾もいいところで、私が日々の食に注ぐ力は絶大なのだ。

そしてそれが特別な日ともなれば、その力を一層大きくするつもりだ。

クリスマスまで一ヶ月を切った。今年のクリスマスは何を食べようか、私は数日前から考えている。
二年前は複数のお店で小さなケーキを計十個買い、おべんべんと一晩かけて食べ尽くした。

最後にとっておいた一番美味しそうだったケーキが、一番甘ったるくてまずかったのだ。明け方にそのケーキを食べたことが一番の思い出である。
一年前はケーキを買わず、お菓子をたくさん買い、おべんべんとお菓子の家を作った。

これまた一番美味しそうだったホワイトチョコが甘ったるく、食べ切ることに苦労した。
こう考えると、まずは今年こそ甘ったるい苦い思い出を作らないようにするべきである。

そしてこの二年、ケーキの他にメインディシュも食べたはずなのだが、その思い出があまりにも薄い。今年はメインディッシュも思い出に残したい。
まず、甘ったるい苦い思い出を作らないために、ケーキはチーズケーキにしよう。チーズケーキで甘ったるいものというのはあまり聞かない。
しかしメインディッシュでピザを食べたい。ドミノピザが安かったおかげで、今年はピザをよく食べる年であった。そのためすっかりピザが大好物となったのだ。

しかしピザとチーズケーキだと、チーズ被りである。

好きだからいいといえばいいのだが、せっかくなら別方向から色々なものを味わいたいという思いもある。
それならケーキはチョコレートケーキにするべきか。甘ったるい苦い思い出を作らないためには、黒光りした苦めのものを選ぶのだ。

ピザに苦めのチョコレートケーキ、これはいい組み合わせだと思う。

しかし何か1品足りない気もする。

七面鳥とまでは言わない。

ピザとケンタッキーも、ケーキまであることを考えると重い。

要はメインディッシュのサブ的ポジションである。

やはりファミチキか。