2015-01-01 【白目の話】 随筆 1月1日(木)【白目の話】スマホに保存してある鳥の絵にあいさつをする習慣があるのだが、そのときは、意識的に鳥の目の白い部分、つまり白目を見つめてあいさつをしていることに気がついた。「生きている」ことを「目の黒いうち」というのに、どうして私は白目に向かってあいさつをしているのだろう。だけど人を見るときは、相手の白目を意識したことがない。皮肉なことに私は、人の白目は、赤く充血して白でなくなったときにしか、存在を意識しないのだ。