武井怜のこの世は遊び場

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【足のにおいにバウムクーヘンが物申す】

1月9日(金)

【足のにおいにバウムクーヘンが物申す】
先日、枕の向きを反対方向にしたら、枕元で香ばしいにおいがして、それが私の足のにおいだったという話を書いたが、最近、そこからまた別の種の香ばしいにおいを感じるようになった。
枕の向きを変えた理由が、年末年始の間、枕元にお菓子を置きたいからということだったのだが、それからずっと、枕の向きもお菓子の位置もそのままにしてある。
そのお菓子の中にバウムクーヘンがあるのだ。
今もベッドで横になりながら書いているのだが、左側から香ばしいにおいがする。
その香ばしいにおいは、間違いなく私の足ではなく、バウムクーヘンの方だ。
私の足のにおいは香ばしくて不快じゃないというようなことを先日も書いたが、やはり本家の香ばしさに比べれば劣る。
私の足にはバターさが足りていない気がする。当然である。
しかしバウムクーヘンはずっと枕元にあったのに、どうして最近になって香ばしいにおいをさせ始めたのだろう。
私の足のにおいに、本当の香ばしさを教えてやろうと思ったのだろうか。