【もう一回やろう、うんこ野郎】

4月2日（木）

【もう一回やろう、うんこ野郎】

おべんべんが家で大きなおならをした。

おべんべんは、周りを気にしないでおならができる幸せを噛み締めていた。

たしかに考えてみれば、おならは、周りを気にして、思い通りにできないときの方が多い気がした。

だから家で仕事をしているおべんべんと私は、きっと他のみんなよりも、おならを気にしないでできているのだろうなと思ったから、その面で私達は幸せだね、と言った。

その流れで、もしおべんべんが有名になって、インタビューを受けることになったときに、この仕事をやっていて一番よかったことは何ですか？という質問に、気にしないでおならができることです、と答えるシュミレーションを始めた。

だけど、インタビュアー役の私がその質問をしたのに、おべんべんは、おならの話をしなかった。

だから私が、おならの話だよ、と言ったら、おべんべんが私に、うんこ野郎、と言った。

私はそれを、もう一回やろう、と聞き間違えて、いいよ、と言った。

おべんべんは、いいの？と驚いていた。