【スタバのチョコスコーンの話】

4月22日（水）

【スタバのチョコスコーンの話】

やる気が起きないときは外に出て、スターバックスで仕事をすることがある。

そのとき、ごはんも食べる。

甘いものもしょっぱいものも野菜のものも、どれも美味しそうだからいつも迷うのだけれど、ほとんどの場合、チョコスコーンを選ぶ。

三角形のチョコスコーンはお皿に乗せられて、フォークと一緒に差し出される。

チョコスコーンは、プレーンのスコーンの中にキューブ型のチョコレートが散りばめられている。

それを口に運ぶとき、いつも少なくともひとつはキューブ型のチョコレートを入れたいから、キューブ型のチョコレート中心にスコーンを一口サイズに切ると、一口の大きさがけっこう大きくなる。だから私は口を大きく開けてチョコスコーンを迎え入れる。

でも下の前歯が自分が思っていたよりも縦長で、そこにキューブ型のチョコレートがぶつかる。その衝撃で、貴重なチョコレートがひとつ床に落ちてしまうことがよくある。

だけど美味しいから、きっと私は次もチョコスコーンを注文する。

友達のKちゃんが、スタバのザッハトルテが美味しいと教えてくれた。

だから、今度Kちゃんとザッハトルテを食べながらスタバ女子会をする約束をしている。

そのときチョコスコーンは、私が注文をするまで、「どうせ怜は今日も私を選ぶだろう」と思っていると思う。

そう思うと、予想外の事態で驚かせてしまって、チョコスコーンからキューブ型のチョコレートがポンポンすっ飛ばないか心配だ。