【ダンスの思い出】

4月26日（日）

【ダンスの思い出】

高校生のときに演劇部に入っていた。私達はいつも、演目の中でみんなで作ったダンスを披露していた。

一年生のときに、女子校が今日から共学校になるという話の演目をやった。そのとき、キャストもスタッフも女子部員は全員舞台に出て、舞台いっぱいになるほどの人数で、学校に男子が来る喜びを表現したダンスを披露した。

同じ歌詞のところが二回あって、一回目のときは、「ん〜〜、きゃっ」と言いながら、「ん〜〜」のところで自分で自分を抱きしめて身震いするように上下して、「きゃっ」でスカートを押さえて飛び跳ねるというダンスだった。

二回目は、舞台の左側に全員駆け寄って、入学してきた男子達をじっくり見ながらチェックするという、同じ歌詞だけど全然違うダンスだった。

ダンスを顧問の先生と確認し合っているときに、部分部分でやっていたから、私は二回目の歌詞のところなのに、間違えて一回目の歌詞の方で踊ってしまった。

だから私以外みんな舞台の左側に集まっているのに、私だけ隅で、「ん〜〜、きゃっ」と飛び跳ねてしまった。

気づいた頃にはみんなが左側に集まっていて、私は飛び跳ね終わった後、すぐに合流した。