武井怜のこの世は遊び場

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【アボカドを熱海のみかんにしてしまった】

2月27日(金)

【アボカドを熱海のみかんにしてしまった】
我が家では、アボカドを買うときに食べ頃のものを選んでいるから、買ってからすぐに食べないと腐らせてしまう。
一昨日買ったアボカドを昨日食べなきゃと思って、どうやって食べようかおべんべんと相談した結果、シチューに入れることにした。
アボカドはいつもわさび醤油につけて、明太子とごはんの組み合わせで食べていたから、アボカド入りシチューは初挑戦だった。
だけどクックパッドを見ても、アボカド入りシチューという料理を作っている人達がいたから、比較的安心してアボカドをシチューに入れてみた。
そしたら、アボカドを完全に後乗せにしたせいか、存在感が全然なくなってしまい、アボカドが「熱海のみかん」になってしまった。
「熱海のみかん」というのは我が家で作られた言葉で、意味は、「カロリーだけ無駄に摂取する食べ物」という辛辣なものだ。
私とおべんべんが熱海に行ったときに、駅前で冷凍みかんを買ったのだけれど、他にも美味しいものをたくさん食べたい私は、熱海のみかんでカロリーを摂取したら後悔すると感じて、そう呼ぶことにした。
たしかそんな感じだ。
それで、熱海のみかんになってしまったアボカドを、いつもどおりわさび醤油と明太子で丼にして食べればよかったなと思ったのだけれど、ちょっとそれにも飽きつつあるから、丼で食べても、アボカドが熱海のみかんになってしまう日が近い気がする。