武井怜のこの世は遊び場

歌人、随筆家の武井怜のブログです

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【気にせずに食べるチャレンジ】

1月15日(木)

【気にせずに食べるチャレンジ】
数年前は、ホームパイのファミリーパックを一晩で全部一人でたいらげたり、夜中の三時に赤いきつねを食べたり、胃が痛いときにはさすがに胃に優しいうどんを、と思いきや、うどんの中でもカルボナーラのうどん版である「カルボターマ」を、「胃が痛い!」と文句を言いながら食べたりしていたのだが、今の私は、食べ過ぎによりお腹が痛くなるかもしれないと思うとこわくて、ごはんをたくさん食べられなくなってしまっている。
しかし食に対する欲はある。
おべんべんのパンに、こっそり化粧水をかけるほど憎むケンカをした後でも、そのおべんべんがいる家に帰ろうと思うのは、ケンカによってせっかくの美味しいごはんを食べ損ねたくないからだ。
だから、前みたいに気にせずに食べられるようになれたらどれだけ幸せだろうと、いつも思っている。
そして今、私はチャレンジャーの身なのである。
いつもは玄米を一食につき四分の一合だけ茶碗に盛って、それを朝と昼の二食、つまり玄米だけでいうと、一日で半合しか食べていなかったのだが、今日は、一食の量を三分の一合にして、朝、昼、晩の三食食べようと思っているのだ。
つまり玄米だけで、一日で一合食べることになる。
それでお腹が痛くならなければ、気にせずに食べても大丈夫だという自信になる気がするのだ。
ホームパイのときも赤いきつねのときもお腹を壊さなかったし、そのことも少しは自信になるのだが、あのときの私は外で働いていた。
ベッドの周りに必要なものを可能な限り置き、「テーブルの下に便器を持ってこい!」と言う今の私とは運動量が違うから、たくさん食べていても大丈夫だったのかもしれないと思うのだ。