武井怜のこの世は遊び場

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【しらこのりって、のりの内臓?】

5月25日(月)

【しらこのりって、のりの内臓?】
私も現代人なのか、自分がどうでもいいと判断している話はトイレに入りながらする。
換気扇の下でタバコを吸っているおべんべんにトイレから、サメの肉を食べたことがあるかという質問を投げかけた。
煙を吐いたであろう間の後、「しらこならあるよ」という答えが返ってきた。
私はしらこを知らない。
数ヶ月前におべんべんとそういう話になり、そのとき初めてしらこが内臓であることを聞かされたのだ。
「しらこのり・・・」
トイレからつぶやいた。
前述のとおり、サメの肉をおべんべんが食べたことがあるのかないのかなど、サメには申し訳ないけれど私にとってはどうでもいい話なのだ。だから話がどんどんズレる。
しらこが内臓だということは、「しらこのり」とは、のりの内臓なのだろうかという疑問が生まれた。と同時に、これまたおべんべんに向けてその疑問を発していた。
おべんべんは「たしかに、考えたことなかった」と言う。
でも「しらこのり」、この順番だと「内臓」が先に来る。人間に変えると「内臓人間」ということになる。
「人間の内臓」と「内臓人間」は、姿が全く違いそうだ。