【鼻掃除って、する？】

1月24日（土）

【鼻掃除って、する？】

私は、いわゆる鼻ほじりをしたことがない。

おべんべんにそのことを話したら、私の鼻筋に二七年弱分の鼻くそが詰まっているに違いないと言われた。

それ以来、私が今まで鼻骨だと思っていたものが、鼻骨なのか鼻くそなのかがわからない。

おべんべんは耳掃除と同じくらい、もしかしたらそれよりも多い頻度で鼻をほじる。

ほじるというよりも、掘るのだ。

兄の小学生時代の友人O君のお兄さんは、「歯を磨く」を「歯を洗う」、「鼻をほじる」を「鼻を掘る」と言っていると聞き、私と兄でその表現をゲラゲラ笑っていた。

しかしここにきて、本当に「鼻を掘る」人がいることを知ることになった。

耳掃除は定期的にすべきことだと思っているが、私は、鼻にその概念はなかった。

しかしこうも頻繁に鼻を掘るおべんべんを見ていると、みんな耳掃除のように鼻も掃除しているのかもしれないと思い始めた。

だとしたら私は、不潔界で女王になれてしまうかもしれないくらいの不潔である。

そのもやもやした疑問を解決してくれたのが、綿棒である。

綿棒は、れっきとした生活用品のひとつとして存在している。あれは耳掃除に使うものだ。

じゃあ鼻掃除に使う用品があるだろうか。

少なくとも生活用品のひとつとしては存在していないはずだ。

だから鼻掃除は、みんなそんなに頻繁にやっていないのではないだろうかという結論に至ったのだ。

しかしティッシュのことを忘れていた。

鼻掃除への疑問は続く。