【ピザの車】
1月29日(水)
【ピザの車】
横になって文章や短歌のネタを考えていると風船のことしか思い浮かばないのは、去年のおべんべんの誕生日以来、天井に風船を吊るしたままにしているからだ。
今では餓死寸前の胃袋のようなそれらを見ていてもこれといったネタは思いつかないし、こういった中途半端な状態が、部屋を一番みっともなくさせているのだ。
年末に少し掃除をした。
そのときに、同じく誕生日の飾りでそのままにしていた、画用紙で形どった車を壁からメリメリっとはがした。
その車のタイヤには、広告から切り抜いたピザの写真を使っていた。
風船は立体的で、時間とともにそれがしぼんでみっともない状態に思えてくるのはわかるが、ピザの車は、貼り付けたときとさほど変わらない状態だったのに、これまたみっともなく思えたのだ。
ピザの車は、最初からみっともない飾りだったということなのだろうか。